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　電気設備器具を製造する日東工業（長久手市蟹原２２０１）は、瀬戸市と瀬戸市土地開発公社が進出希望企業を公募していた、産業拠点創出整備事業の進出企業に選定され、同公社と土地取得に関する協議書などを締結した。２月下旬をめどに本契約を締結する。取得用地には、２０２４年３月の稼働を目指して新工場を整備する計画。新工場の施工者は内定しているものの、設計・監理については「検討中」としている。
　取得予定用地は瀬戸市八床町の旧品川カントリークラブの南側で、敷地面積約25万平方�b。取得予定額は上限15億５０００万円としている。
　同社は、老朽化が進む名古屋工場(本社敷地内に併設)の移転と、配電盤関連製造事業の生産体制拡充を目的に同地を取得。同社が保有する生産拠点の中でも大規模な工場の新設となるため、他の拠点の状況も精査しながら、新工場の生産品目や規模を固める考えだ。
　このため、工事スケジュールなどは、これから細部を詰めていくことになる。
　既存の名古屋工場は、新工場移転後に取り壊す予定だが、解体後の活用方法については「未定」。本社機能については、現在の場所に残すとしている。

提供：建通新聞社