建設新聞社
2020/01/10
【東北・秋田】横手駅前第二地区再開発の特定業務代行者の募集開始
秋田県の横手駅東口第二地区市街地再開発準備組合(横手市駅前町6の47 小田嶋契理事長)は、「横手駅東口第二地区第一種市街地再開発事業」の特定業務代行者の公募に係る説明会を9日に開催し、募集を開始した。
資料請求は今月30日まで。2月27日までに参加表明書、3月27日までに事業提案書の提出を受ける。4月7日にヒアリングを予定しており、翌8日に結果を通知する。
参加資格は、法定再開発事業の施工実績を有する企業(JVサブ構成員としての実績も認める)、またはその企業との共同企業体であることなど。
選定された特定業務代行者が横手市外業者の場合は、横手市に本社を置き、同市に建築一式工事A級で格付けされている企業とのJV結成を求める(市内業者の構成比率は30l以上とする)。
特定業務代行の内容は▽解体工事および建築等工事施工業務▽保留床処分に関する業務▽その他事業に関する事項―。事業提案では工事費の概算見積りや工事費低減に関する提案、工程短縮の提案、未処分保留床が発生した場合の対応などの提案を求める。
なお、下請け業者の選定や物品購入などについては、横手市内業者の優先を求めている。
施行地区は横手市駅前町地内の約1・7f。JR横手駅前に建つ商業ビル旧「ユニオン」の敷地(A街区)には市の図書館を中心とした公益施設棟を建設し、横手ステーションホテルや平源写真館が建つブロック(B街区)にはホテルや金融・オフィス機能などを含む共同ビル・ホテル棟と、自走式の立体駐車場を配置、JA秋田ふるさとなどが建つブロック(C街区)には分譲・賃貸住宅棟を配置する。延べ床面積は、3棟でおよそ2万3100平方b以内。これに立体駐車場が加わる。
B街区とC街区の間には道路が通っているが、再開発に伴い廃止し、B・C街区は一つのブロックとして活用する。
工事は既存施設の使用を続けながら解体と建設、移転を繰り返しながら行うとし、いまのところ21年度にA街区を解体し、B街区も一部解体。22年度にA街区全部とB街区の一部で建設に着手、23年度にA街区を完成させ、B・C街区を解体しB街区の一部とC街区の工事に入り、24年度に工事を終え、25年度に組合を解散する。事業提案では、この工程について短縮の提案を求める。
20年度は本組合を設立して実施設計や権利変換計画を作成する。一般業務代行者はアーレックス(札幌市)・浅井謙建築研究所(東京都港区)・Arch5(東京都千代田区)JV。
提供:建設新聞社