米原市は、学校施設整備事業の一環として今年度から工事がスタートした双葉中学校の長寿命化改良事業について、今年度の1期工事に次いで来年度に「2期工事」の実施を予定。来年度の当初予算に工事関連費を予算要望しており、予算案の可決などの諸手続きを経て来年度早期に工事発注となる見通し。
双葉中学校(米原市顔戸233)の長寿命化2期工事は、今年度の1期工事と同じく建築と電気設備・機械設備の「3件分離発注」を予定。工事実施にあたっては、今年度と同じく仮設校舎を建設せずに夏休み期間を利用して、既設の校舎棟を対象に床や天井・壁などの改修工事(改良工事)を進めていく計画。
米原市では、2017年の6月に策定した米原市学校施設長寿命化計画に基づき、市内17の小中学校のなかで最も建築年度が古い双葉中学校を対象に、昨年度から長寿命化事業がスタート。昨年度に取りまとめた実施設計に沿って今年度には、建築と電気・機械設備、屋上防水工事の分離発注で「1期工事」を実施(屋上防水工事は1期工事のみで今年度で完了)。
双葉中学校の長寿命化改良工事は、1973年に建設され45年以上が経過して老朽化が顕著となった特別管理棟と普通教室棟、中央棟と技術教室棟の4棟を対象に、床や天井・壁などの長寿命化とライフラインの更新等を実施。建物の耐久性を高めるとともに、省エネやバリアフリー化・ライフサイクルコストの低減を図り、多様な学習内容や学習形態による活動が可能となる環境を提供し、現代の社会的要請に応じた施設に数ヵ年をかけて整備する計画。
改良工事に係わる基本および実施設計業務は、長大(大阪市北区)が担当。
長寿命化工事の対象となる校舎の4棟は次の通り。
▽特別管理棟=RC造3階建、延1786平方b。
▽普通教室棟=RC造3階建、延1753平方b。
▽中央棟=RC造3階建、延723平方b。
▽技術教室棟=S造平屋建、360平方b。
提供:滋賀産業新聞