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建設経済新聞社
2020/01/10

【京都】JR西大路駅バリアフリー化工事 大鉄工業で工事着手

 西日本旅客鉄道梶iJR西日本。代表取締役社長兼執行役員長谷川一明氏、大阪市北区芝田2丁目4−24)はこのほど、JR西大路駅のバリアフリー化工事について、大鉄工業(大阪市淀川区・06−6195−6101)で工事着手した。
 地上駅の西大路駅(京都市南区唐橋西平垣町)は、京都市域では京都駅、山科駅に次いで利用者が多い。1日平均乗降客数(平成29年)は約3万2300人。
 乗客は南側の改札口から連絡通路を通って階段を上がり大阪方面、京都方面の各ホームに行く構造。
 平成29年3月に西大路地区バリアフリー化基本構想が策定され、同構想に基づく旅客施設のバリアフリー化の取り組みとして、西大路駅のバリアフリー化を図るため、JR西日本が北側に駅舎を新設し、京都方面ホーム、大阪方面ホームに北側からアクセスできるようにする。
 JR貨物線路敷に新設する北側駅舎には、男女別トイレ及び多機能トイレ、エレベーター(3基)、幅広改札口の設置を行うとともに、ホーム上には屋根を設置。転落防止対策として内方線付き点状ブロックを設置する。また北側駅舎に隣接して西側にJR業務用乗降場、身体障害者用乗降場、東側に駐輪場を設置する。
 このほど工事着手し、1月はバリアフリー化工事に伴う夜間工事として、杭工事・ホーム仮囲い、電気配線等移設工事などを実施している。
 設計はジェイアール西日本コンサルタンツ(大阪市淀川区・06−6303−6971)。
 また京都市は、新設される北側駅舎の駅前整備として、階段の新設、エレベーターの新設(2基)、西大路通を跨ぐ北側アクセス通路の整備を行う。
 市が担当するエレベーター棟と上家を設けた歩行者用通路については、令和2年4月の工事着手、令和3年3月の完成を予定する。
 規模は、エレベーター1(東側)がS造2階建、延38・63u(高さ9・68m)、エレベーター2(西側)がS造2階建、延31・14u(高さ9・05m)、歩行者用通路の上家1(東側)がS造平屋建、建築面積8・68u(高さ3・16m)、上家2(西側)がS造平屋建、建築面積46・52u(高さ3・50m)。
 エレベーター新設等の設計はジェイアール西日本コンサルタンツ(大阪市淀川区)。