中土佐町は12月26日、PFI法を活用した定住促進住宅「日ノ川団地」整備に向けた募集要項案を明らかにした。設計、工事監理、建設、維持管理、運営などで構成された企業グループによる参加を求めている。参加表明は2月3日から10日まで、中土佐町役場企画課まで持参または郵送で受け付ける。
構成企業の資格要件について、設計企業は2級建築士事務所の登録をし、2004年度以降に今回事業に類似する住宅の設計実績、建設企業は建築一式の一般建設業の許可を受け04年度以降に今回事業に類似する住宅の建設実績、工事監理は設計企業が行うが設計と建設が同一企業の場合は別企業をグループに含めることとする。中土佐町に本社・本店・主要な営業所を持つ企業がグループに参加している場合は、参加企業数に応じて地域貢献点を加点する。
参加資格があると認められた事業者は6月1日から8日まで2次提案審査書類を受け付け、7月にヒアリングなどによる審査を行った後、優先交渉権者を公表し、基本協定を締結、9月中の議決を目指す。
選定された民間事業者が施設の設計、建設、工事監理を行い、21年7月の竣工を目指す。その後、町に所有権を移転してからも維持管理・運営を遂行するBTO方式により52年3月まで事業を実施する。予定価格は2億2016万円。
日ノ川団地は、久礼1709ノ2他の敷地約1300平方bに建設。1戸当たり90平方b程度の住戸を8戸以上確保し、構造や階数、間取りは事業者の提案とする。各戸につき2台分の駐車場、駐輪スペース、外構などの整備も進める。
提供:建通新聞社