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北陸工業新聞社
2020/01/09

【福井】木材などハイブリッド化に対応/福井県鋼材販売事業協同組合新幹線駅舎も期待/新年会開く 

 福井県鋼材販売事業協同組合(吉岡正修理事長)の毎年恒例となる新年会は7日盛大に開催された。加盟9社の役員から、若手営業マンまで約60人が参加し、新春を祝い、組合全体と各所属企業の双方、益々の発展と飛躍を誓い合った。
 会場は、福井市中央1丁目のユアーズホテルフクイで。
 冒頭、吉岡理事長が挨拶。「昨年の令和への改元と、今年は東京オリンピックと記念すべき年が続く。昨年の建設資材供給業はほぼ順調に推移し、今年はオリンピックの休憩気分(一服感)で、多少テンポが緩くなるかも。福井県内においては新幹線が敦賀まで、全線で工事が進み、駅舎建築もいよいよ進展」と強調。平成時代を振り返っては「当初は住宅も鉄骨造が多く、ハウスメーカー等による新技術の流れもあった。昨今は世界のIT化に乗じ、関連工場や物流倉庫も大きく変化。東京における新しい体育館などには、木材を使ったハイブリッドな鋼材が増大傾向。今後は木材とコンクリート、石なども合わせたハイブリッドで、人にやさしい、施工性の良い鋼材に向かう」とも展望。取り巻く環境を見据え「加盟各社には独自なサービスを展開。ハイブリッドな時代にも知恵を絞り、いいアイデアを出し合って、鋼材販売の世界が益々発展するように」と、力強く決意を示した。
 来賓の稲田朋美衆議院議員(代理)と、山崎正昭参議院議員も、益々の会発展と、会員健勝も祈念して挨拶。
 なお同会では、組合員相互の連携を密に、相互信頼を確立し、共通利益を目的として、活発に部会活動を実施。官公庁には、公共事業の材料などの地元企業への優先発注や、共同受注を要望するなど事業展開している。

hokuriku