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　射水市の小杉まちづくり協議会（会長・永森直人県議）は、あいの風とやま鉄道小杉駅活性化に関する提言書をまとめた。このほど夏野元志市長に提出している。
　小杉駅について「学園未来都市射水のシンボル」として橋上化による南北一体化を図り、公共施設をできる限り集約するよう求めた。
　駅周辺も含めた具体的な展開として次の３つのアイデアを提案している。
▽研究・学習施設を併設した学園都市の中核　学生ベンチャーなどの創業を支援するインキュベーション施設、市内の図書館を集約したカフェなどを併設した新たな図書館
▽子育て支援や健康寿命延伸など地域を解決する拠点　送迎保育ステーション、スポーツジムを含むスポーツ施設、観光案内なども行う小杉地区センター
▽市の玄関口として公共交通やにぎわいの中核拠点　下条川遊覧などの水上交通の確立、公共交通ターミナル、市の食の魅力を発信する飲食店街
　施設整備にあたっては、多額の費用が課題となるが、財政負担が将来の重荷とならないよう、市の公共施設を集約することを前提に、その行革効果、国からの補助金や有利な財源を活用。あいの風とやま鉄道とも調整を図るとする。
　また、さらなる展開として民間活力を導入した宿泊施設や分譲マンションの整備、空き家が増加する駅北の市街地再開発のシナリオも盛り込んだ。
　提言書は同協議会の小杉駅活性化プロジェクトチームが策定。永森会長が座長を務め、中村文隆市議、茅野宏司アスレチッククラブエスピーホープ代表、本江徳行餅とお菓子ほんごう代表、高田忠直氏（民間コンサルタント）で構成。１８年６月から５回の検討会を重ねた。