守山市は、17・18年度校舎の大規模改造工事、19年度特別教室棟の増改築工事を進めてきた古高町の守山南中学校について、20年度は当初予算に事業費を措置し「仮称・給食体育館棟」の整備を行う方針。早ければ年度明け早々の4月にも発注を公告し入札から6月議会での契約承認を目指す。入札方式は本体・電気・機械を分離しそれぞれ一般競争入札となりそうな3件に、さらに弱電・強電の分離や厨房を加え最大で5件となる可能性も。
20年度整備する「仮称・給食体育館棟」は2階に第2体育館・1階に給食施設・その他教室―を1棟に備えたRC造2階建、延約1500平方b規模。21年度1学期と夏休みで給食シュミレーションを行い2学期から給食提供を開始するため、給食体育館棟は20年度中に竣工したい考え。実施設計は校舎棟・体育館の1期・2期大規模改造、第3期の校舎棟増改築等のいずれも担当したビルディング・コンサルタントワイズ(大津市)に19年3月に別途随契で委託している。
守山南中学校は、開校後30年以上が経過し経年劣化による施設や設備の老朽化に対応するため、RC造4階建(一部2階)、延約7656平方bの校舎棟の大規模改造工事を2期に分け17および18年度で完了。3期で体育館およびクラブ室の大規模改造工事を行う計画だったが、市内中学校で22年度から始まる自校方式の給食に向けての調理施設や、将来的な生徒数増を見すえ補完的役割を担う第2体育館および普通教室を整備する必要が生じ計画を変更。
19年度の第3期工事は、RC造3階建、延約1000平方bの既存特別教室棟およびCB造平屋建、約350〜400平方bの既存クラブ室を解体撤去した跡地において、RC造3階建、延約3830・5平方bに規模を拡大した「新・特別教室棟」を整備中(たち建設)。20年度整備予定の「仮称・給食体育館棟」の完了後は、21年度はS造平屋建(中2階)、延約1500平方b程の「既存第1体育館」の大規模改修工事と解体したクラブ棟を軽量S造平屋建、規模は同程度で整備する計画。
提供:滋賀産業新聞