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北陸工業新聞社
2020/01/08

【福井】「希望と安心」実現へ全力/東村福井市長が年頭会見 

 福井市の東村新一市長は7日、年頭の記者会見を開催した。「引き続き市政の舵取りを担わせていただくことになり、誠に光栄と同時に、身の引き締まる思い」と昨年末の市長選を振り返ったうえで、「北陸新幹線の福井開業を100年に一度の絶好の機会と捉え、これまで3期12年の経験を基に、誰もが笑顔で暮らせる「希望と安心のふくい」の実現に向け、全身全霊で取り組む」と新春の抱負を述べた。
 会見ではまず、昨年4月の中核市移行と「ふくい嶺北連携中枢都市圏」の形成に触れ、「利便性向上など目に見える効果が現れている。今後も移譲された権限を最大限に活用し、より満足度の高いサービスを提供する」とし、「中心都市として活力と魅力あふれる圏域づくりの先頭に立ち、圏域内の経済活性化や都市機能の集積強化、行政サービスの充実など、嶺北全体の一体的かつ持続的な発展に向け全力で取り組む」と表明。
 続けて、駅前電車通り北地区や駅前南通り地区など、福井駅西口における民間主体の市街地再開発事業が円滑に進むよう引き続き支援する方針を示したうえで、市が新幹線福井駅舎と一体的に整備する拡張施設については、「21年度からの工事に向け、今年は埋蔵文化財の調査、支障物件の移設などの準備」と説明。併せて、「新幹線の開業効果を最大化するためには、二次交通の充実が重要」とも指摘し、新年度に都市交通戦略を改訂すると述べた。
 このほか、今回の会見では新幹線開業に向けた観光振興、ガス事業の民営化、全国「みどりの愛護」のつどいの開催(5月16日)、東京オリンピック・パラリンピック(ホストタウン登録)を取り上げ、最後には財政再建に言及。「今後も財政再建計画の各取り組みを進め、収支均衡した財政構造を確立し、財政の着実な健全化に努めたい」とした。

hokuriku