白山市は、市立保育所施設整備事業として千代野保育所と乳児保育所の増改修を計画している。新年度の本格工事に向け、準備を進めていく。
1984(昭和59)年に建設された千代野保育所(千代野西2丁目地内)の施設規模は、RC造平屋建て819・24平方メートル。今年度は、大規模改修工事(建築は千代野建設)を行っている。
新年度の計画によると、遊戯室および厨房の増築(RC造平屋建て438平方メートル)を中心に推し進める。実施設計は中元建築設計事務所(金沢市)が担当。これらの拡充整備により、定員は現125人から最終的に55人増やし、180人とする予定だ。
一方、倉光8丁目地内の乳児保育所(施設規模は516・89平方メートル)については、増築と改修を計画している。順調なら2月中に工事着手したい意向だ。計画では増築(S造平屋建て295平方メートル)で保育室2室、厨房、プレイルーム、トイレなどを設置するほか、既存園舎を改修し、事務室拡張や玄関拡張、空調設備更新(EHP)などを行う。現定員57人から30人程度増の受け入れに対応する。実施設計は土倉建築事務所(金沢市)。
美川地域にある湊保育園(湊町地内)では、防衛省関連で騒音測定が進められる見通しだ。
市が策定した中期計画(20〜24年度)の実施計画によると、20年度は市立保育所施設整備事業費として5億7100万円を設定している。