公益社団法人・滋賀県建設産業団体連合会(桑原勝良会長)の令和2年新春賀詞交歓会が7日、びわ湖大津プリンスホテルで開催され、関係者200名余りが来賓として出席の三日月大造滋賀県知事、衆参両院国会議員、県議会議員などとともに新しい年の門出を祝った。
主催者を代表して挨拶に立った桑原会長は、多くの参加者に感謝の意を述べたうえで「昨年も非常に多くの自然災害が発生し、甚大な被害と多くの課題が残された」とし、「我々はインフラの整備・維持などの担い手であるとともに、災害発生時における緊急対応、復旧復興活動により、地域の安全・安心を守る重要な使命を担っている」と建設産業の重要性を強調、国土強靭化の継続的な実施の必要性を訴えた。また課題となっている「担い手確保」については「生産性の向上と経営力・収益力の強化などの企業努力による成果をもとに、若手人材の処遇改善や長時間労働の是正など新3Kを目指して魅力ある建設産業への転換を図っていかなくてはいけない」とし、建設産業の魅力発信に一層力を入れていくとの抱負を語った。
続く来賓祝辞では、三日月知事が「災害対策、国土強靭化のためにも皆様の力をお借りしたい。また地域活性化や健康滋賀を実現するためにはインフラ整備が基礎となる。今年も貴連合会皆様と共に歩みを進めてまいりましょう」、県議会の生田邦夫議長が「飛躍に繋がる良き一年となるよう共に頑張って参りましょう」と激励の言葉を贈った他、衆議院の武村展英議員、上野賢一郎議員、大岡敏孝議員、小寺裕雄議員―以上4名の国会議員から「さらなる国土発展の加速を進めていく」「今まで飛躍できなかった地域も国と県で連携をして地域づくりを」「給与・休日・希望から成る新3Kを実現させましょう」等、県土づくりへの積極的な姿勢が示された。近畿地方整備局の藤岡啓太郎建政部長からは「将来に向けて魅力ある業界となるよう、建設業界が今後の発展できるために環境整備を進めていく」、厚生労働省の石坂弘秋滋賀労働局長からは「ゼロ災害と働き方改革の実現に向けて一緒に取り組んで参りましょう」との祝辞が贈られた。
祝電・メッセージ披露に引き続き、自民党滋賀県支部連合会の奥村芳正幹事長の乾杯の音頭で祝宴に移ると、出席者一同は和やかに歓談。最後はより良い1年となることを全員で誓い閉会となった。
提供:滋賀産業新聞