大阪府は、国の2020年度当初予算案がまとまったことを受け、府が19年6月以降に国に提出した「20年度国の施策・予算に関する最重点提案・要望」に関する措置状況をまとめた。
主な建設関連でみると、25年大阪・関西万博の成功に向けては、会場建設に係る予算として2億円が措置される見込み。
統合型リゾート(IR)に関しては、基本方針などの速やかな制定と早期の区域認定などを要望。カジノ管理委員会の設置費などとして38億1000万円、IRに関する経費として6000万円が措置される見込み。
なにわ筋線の早期整備では、安定的な事業推進を図るため、財政投融資1148億円が計上された。府では、30年度末の開業目標に向けて着実に取り組んでいく方針だ。
リニア中央新幹線の早期全線開業では、スーパー・メガリージョンの形成、効果の広域的拡大を促進するための予算として約1億円が措置される見通し。
津波浸水対策では、防災・安全交付金について1兆0388億円が措置され、前年度比でほぼ横ばい。一般公共事業費(治水)については1兆0193億円が措置され、前年度比で微増した。
提供:建通新聞社