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　甲賀市は、甲賀町油日高間地先にある「高間みずべ公園」について、施設のあり方及び今後の整備について、概算費用の算出や事業効果などの本格調査に着手する。主な調査項目は▽大雨体験機の修理▽施設老朽化に伴う改修▽公園周辺の山林保全環境整備―など。
　同公園には、遊具やグラウンド以外に89年（平成元年）に県と旧甲賀町が合同で整備した大雨体験機があり、当時は「日本で1番多く降った雨を体験できる施設」として人気の施設であった。しかし、大量の水道水を使用することやポンプ・音響設備等の不具合により使用中止に。今なお復旧・修繕の見通しが立っていないことから同施設を見直す。修理・改修となると多額の費用が必要とのことから、県と協議を重ね整備方針を決定する。施設老朽化に伴う改修としては、管理棟柱の基礎部分及び炊事棟のカマドの腐食や殺虫灯の修繕、その他の施設についても整備が必要か調査及び診断する。また、園内照明灯及び道路照明灯の設置箇所を増やすことも検討する。
　公園周辺の山林環境保全整備は、公園上流部には県による治水ダムが整備されており、周辺森林は油日・上野共有生産森林組合により森林整備が計画的に行われており、適正かつ良好な森林環境が保たれていることから、引き続き関係機関と連携し荒廃箇所の早期発見・整備などを行っていく。

提供：滋賀産業新聞