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鹿児島建設新聞
2019/12/26

【鹿児島】鹿児島市武岡住宅(第一)/高層化して約900戸/PPP等導入優先的検討

 鹿児島市は、総事業費10億円以上の事業で実施するPPP/PFI手法導入優先的検討方針に基づいて、市営武岡住宅(第一)の事業手法を検討している。2018年度から2カ年で実施。19年度中に従来手法かPFIで整備するかを判断する。戸数は現在の1012戸を高層化して900戸とする。 
 これまでの経緯をみると、13年度に団地活用計画を策定して16年度から工事着手予定だったが、15年度に公共施設等総合管理計画の策定があり、市営住宅全体の総量見直しが必要となった。 
 その後、16、17年度で、公営住宅等長寿命化計画の見直し、総事業費10億円以上の事業で実施するPPP/PFI手法導入優先的検討方針を策定。18年度から同方針に基づき、PFIの導入可能性について検討が始まった。 
 同住宅(第一)は1972年から76年にかけて39棟1012戸の建設が行われたが、建て替え戸数は、団地計画策定時の既存入居者の世帯数を確保。 
 PPP/PFI手法導入優先的検討方針の策定状況は、これまで3施設で検討が行われ、コスト縮減が見込めないため同手法を導入しないと判断。八幡小校舎建て替えや平川動物公園渋滞緩和対策(立体駐車場整備)、北部清掃工場ごみ焼却施設基幹的設備改良は従来方式で整備を行うことが決定している。 
 検討の背景には、内閣府および総務省からの要請に基づき、公共施設の整備および直営の公共施設の運営について、PFIをはじめとする公民連携手法の検討が求められた。 


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