19年度富山県建設優良工事等表彰式が23日、富山市の富山県民会館で開かれ、受賞各社の功績をたたえた。
冒頭、石井隆一知事が「特に優秀と認められた工事で、安全面や環境面に十分配慮されて、創意工夫していただいた。災害未然防止対策の重点配分を働きかけるほか、社会資本整備の予算が安定的に維持されていくことが建設業界の健全な発展のためにも大切であり、今後とも努力していく」とあいさつ。続いて、石井知事が知事賞(12件)代表の日本海建興・タカノ建設・石坂建設JV、水口功土木部長が土木部長賞(20件)代表の川田建設、河村幹治農林水産部長が農林水産部長賞(15件)代表の東洋住設興業に賞状を授与した。企業局優良工事や産業経済部門建設功労、建設業新分野進出企業の表彰も行われた。
来賓の中川忠昭県議会議長が「県発展の基盤となる社会資本の整備、除雪や災害時の迅速な対応など地域への貢献に対し深く感謝を申し上げる。引き続き、良質な社会資本整備に尽力いただき、建設行政を取り巻く課題に対して支援、協力をお願いしたい」と祝辞。受賞者を代表して謝辞に立った中越ロジスティクスの酒井勉代表取締役社長は「建設技術の向上、安全で快適な職場環境の形成に努めている。さらに工事の安全施工、品質管理、地域環境の保全を図り、地域社会に信頼される企業として一層貢献していく」と述べた。