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建通新聞社(岡山)
2019/12/18

【岡山】倉敷市 庁舎等再編計画検討委員会を2020年2月に開催へ

 倉敷市は、市役所の本庁舎周辺整備について、庁舎等再編計画検討委員会(委員長・生水哲男副市長)を2020年2月に開催する。同会で課題の抽出と解決策をまとめ、20年度中に再編計画を公表する予定。
 本庁舎周辺整備は、16年に白楽町ごみ焼却処理場跡地整備事業に伴い、約9400平方bの余剰地が発生することが分かり、同年公表の行財政改革プラン2016の実施項目に庁舎機能再編計画の策定が盛り込まれたことからスタート。16年4月には中国財務局と市が「倉敷市における国・市有財産最適利用連絡会」を設置した。また、倉敷市庁舎等再編検討委員会も設置し、これまで4回開催した。
 検討対象エリアは市役所本庁舎を中心とする5万7650平方b。課題として、庁舎敷地の利用方法(駐車場不足の解消、将来的な庁舎建て替えスペースの確保など)、庁舎機能の確保(会議室不足の解消、1階フロア狭隘の解消など)、災害対応機能の強化(電気・機械設備の浸水対策など)、庁舎周辺の老朽化した施設の再整備(中央図書館、自然史博物館、中央憩いの家、倉敷労働会館など)が上がっている。この他、中国財務局は、市内にある国施設(法務局、税務署、検察庁支部など)を集約した合同庁舎の建設用地確保を要望している。
 市はこれらの課題に対し解決策を検討委員会に提示。同会の了承を得て、庁内の合意を形成しながらより具体的な計画をまとめ、市議会にも説明。20年度中に再編計画を公表する方針。

「提供:建通新聞社」