20年度政府予算案で、近畿地方整備局が計画する足羽川ダム建設事業に、101億1200万円(事業費ベース)が計上された。19年度当初予算の76億9800万円と比べ、24億1400万円の増額となる。20年度からはダム本体工事に着手する。また、九頭竜川上流ダム再生事業には事業費1億4400万円を計上し、新規着手する。
足羽川ダムでは本体工事のほか、現在行われている水海川導水トンネル工事や付替道路工事なども引き続き進めていく。同ダムは高さ約96メートル、貯留容量約2870万立方メートルで、26年度の完成を目指している。
九頭竜川上流ダム再生事業は、九頭竜川上流の既設ダムを有効活用することにより、治水機能の増強を行うもので、直轄事業として20年度から新規着手する。同年度は測量調査や治水計画の検討を進める予定。