土岐市は、公共施設の長寿命化に向け施設ごとの現状や改修が必要な箇所、改修年度、改修費用の概算などをまとめた「土岐市市有建物長寿命化計画(案)」を公表した。2019年度から26年度までを計画期間としており、対象は90施設。計画全体の改修費用を35億8680万5000円と概算した。
同計画案では各施設の部位ごとに耐用年数や過去の改修実績から改修サイクルを設定して工事年度や工事費の概算金額を算出している。施設の状況に合わせその都度計画を更新する考えだ。
また施設の現状として対象の施設それぞれの耐震性を示している他に、目視による屋根や外壁などの状態を4段階で表している。
市は同計画案を土岐市公共施設等総合管理計画を着実に実施するための個別施設計画と位置付けた。施設の延命については予防保全整備を基本としている。この他に施設の統廃合や複合化についても方針を定めた。廃止を検討する施設が23カ所で他施設との複合化を検討するのが7カ所となっている。またつまぎ保育園など11カ所の幼稚園や保育園でこども園化を検討する。
現在パブリックコメントを24日まで募集している。そこで出た意見を考慮して19年度内に正式に計画として完成させる。
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建通新聞社