高山市は、公共施設等総合管理計画案に基づいた実施計画案の中で2024年度までに整備する施設に位置付けられた硬式野球場とサッカー競技場について、適地の選定に向けた情報を収集している。12月議会定例会の一般質問に対し市が答弁した。
市内には、現在体育館やグラウンド、テニスコート、プールなどのスポーツ施設はあるが、サッカー専用の競技場はない。野球場についても軟式基準の施設となっている上、施設自体も完成から40年以上が経過し、構造や設備の老朽化、機能不足などが起きている現状となっており、市民や関係団体からの要望も強い。
定例会での一般質問で「短期実施施設として示されているサッカー場と野球場の整備について今後の工程はどうなっているか」との問いに対し市は、「現在は、整備適地の情報収集を進めるとともに整備目的や必要な規模、整備内容などの検討を進めている」と回答した。
サッカー場と野球場については、市が管理する公共施設の在り方を示す公共施設等総合管理実施計画案の中で、唯一新設する施設として24年度までに整備する方針を示している。
同実施計画案は、24年度までを短期、それ以降の中期(25〜34年度)、長期(35〜49年度)に分け今後30年間で現在の777施設から589施設に減らすとしている。
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建通新聞社