トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2019/12/19

【岐阜】瑞穂市の新庁舎建設 PFIなら2021年度基本計画策定

 瑞穂市は、新庁舎を建設するため、PFIの導入可能性の検討を進めている。2020年の1〜3月に基本構想の市民説明会を開く。PFI導入が可能と判断した場合は20年度内に建設位置を決め、21年度で基本計画の策定に着手したい考えだ。PFI導入が不可能な場合は、建設事業費の積立額から想定して26年度から基本設計着手となる見込みだ。
 現在、調査業務をランドブレイン岐阜事務所(岐阜市)に委託し、建設候補地の意見聴取や新たにPFI導入の可能性を検討している。履行期間は20年3月31日。
 公表している基本構想によると新庁舎の想定規模は延べ1万2000平方bから1万3000平方bとしている。
 建設候補地はJR東海道本線穂積駅周辺と巣南庁舎周辺地区、旭化成周辺地区の3地区を挙げている。
 穂積駅周辺地区は、総合センターや市民センターが近い。また駅前開発と併せた整備により庁舎単独の用地取得が不要になる。
 巣南庁舎周辺地区は、巣南庁舎や西部複合センターが近い。また巣南庁舎や巣南公民館などの土地を有効利用できる。
 旭化成周辺地区は、市の中心部となるため、またまとまった用地の取得が可能なことなどを評価している。
 事業手法は基本構想段階では従来方式や、DB(設計施工一括)、ECI(施工予定技術者事前協議)、DBO(設計・建設・運営)、BTO(建設・譲渡・運営)、リースの六つを比較検討するとしている。
 PFIの導入が不可能となった場合は、従来方式などで25年度中に基本方針(案)を決めるとともに最終候補地(案)を絞り込み、基本計画を策定する。26年度から用地測量や基本設計に着手する。供用開始は32年度を想定しているが、スケジュールを前倒しで進めたい考えだ。
 同市は03年に穂積町と巣南町が合併し誕生したことから、2庁舎体制を採用している。現庁舎の規模は穂積庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ6132平方b、巣南庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ3400平方b。
 新庁舎の供用開始後は老朽化が進む穂積庁舎を解体する方針。巣南庁舎は長寿命化を図り用途変更して活用する予定。

提供:建通新聞社