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　加賀市は、山代温泉地内「廃業旅館解体工事」を制限付き一般競争入札で公告した。申請書は２０年１月７日まで受付。同２４日に開札する。
　２者ＪＶが対象。主な参加資格は、代表者＝本社（主たる営業所）が加賀市内、建築一式工事の等級がＡ等級、構成員＝本社（主たる営業所）が石川県内または福井県内、解体工事の総合点数８５０点以上かつ解体工事の年間平均完成工事高２億５０００万円以上―など。予定価格は４億１８６０万円。
　２０１０年に事業停止し、放置されている同旅館「旧松籟荘」の施設規模はＲＣ造１１階建て延べ１万５９８０平方メートル。今回の概要は建築解体、電気設備解体、機械設備解体、アスベスト除去工事一式。工期は２１年３月１５日まで。
　同旅館が立地する場所は山代温泉の西玄関口となっていることから、市は跡地で地域の活性化につながるような新たな広場などを整備する方針だ。敷地面積は約３２００平方メートル。２０年度に実施設計を進め、２１年度の工事を目指す。敷地の一部については企業用の借地として活用する。２０年度にテクノロジー関連の事業者を全国から募集する予定だ。