国土交通省関東地方整備局は、12月19日に一般競争入札を公告した「R1国道20号八王子南BP館高架橋下部(その6)工事」で、登録基幹技能者の活用を促進するモデル工事を試行する。都内の現場でモデル工事を適用するのは初めて。「鉄筋」の登録基幹技能者を配置した場合、通常は臨場で行う段階確認を机上で実施することを認める。
競争参加資格は関東地整の入札参加資格「一般土木工事C」の認定など。申請書の受付期間は12月26日まで。橋台や橋脚の構築、既設橋脚のコンクリート巻き立てによる補強などを実施する。
モデル工事は、関東地整が全国に先駆けて試行している。初弾は大宮国道管内で発注しており、今回が2例目。
施工内容に鉄筋工を含む「一般土木B、C」工事で試行している。まずは関東圏で比較的多い、「鉄筋」の登録基幹技能者を対象とする。今後、神奈川県、千葉県でも試行したい考え。
モデル工事では特記仕様書に「登録基幹技能者を配置することができる」と記載。施工計画の中に登録基幹技能者の役割や氏名を明記できるようにし、有資格者のやりがいにつなげる。
提供:建通新聞社