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建設経済新聞社
2019/12/18

【京都】三条大橋の木製高欄取替等 令和2年度予算で設計費要求

 京都市建設局は、三条大橋の補修・修景について、令和2年度の新規着手を目指し、3500万円の予算を要求した。
 東海道五十三次の西の起点である三条大橋(中京区中島町)は、創建当時の様子を示す銘文が刻まれた擬宝珠が残るなど日本の代表的な橋。
 室町時代の造営とされており、天正18年(1590年)に豊臣秀吉が大改修を行い現在の形となった。現在の橋は、昭和25年(1950年)に改築したもので、その後、昭和49年(1974年)に木製高欄を更新したが、腐食した高欄に苔が発生したり、ひび割れが発生するなど老朽化が進行しているため、現在の形を継承した木製高欄の取替等を計画している。
 予算要求が認められれば、令和2年度は、工事に備え設計に着手する考え。

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三条大橋西詰電線共同溝工事
NTTインフラネットが受託


 なお市は、三条大橋西詰(中京区中島町)〜河原町通(河原町三条交差点付近。中京区大黒町)において、宿泊税を活用して無電柱化事業に乗り出す。
 三条通の歩道を0・6m〜1・0m程度拡幅するとともに、歩道の勾配改善(バリアフリー化)を行う。高瀬川に架かる三条小橋の橋りょう拡幅(北側)も行う。
 令和元年度はガス・上水移設工事を進めるとともに、無電柱化事業(電線共同溝)工事・三条通歩道拡幅工事を進め、令和2年度(令和3年3月末まで)に完了させる。市発注の電線共同溝工事はエヌ・ティ・ティ・(NTT)インフラネット京都支店が受託(施工はミライト)。工事は夜10時から翌朝6時まで。
 令和2年度に河原町三条交差点改良工事に着手し、令和3年度中に完了させる。令和4・5年度に入線・切替・抜柱工事(関西電力、NTT等電線管理者による施工)を行い、令和6年3月の工事完了を目指す。