石川県議会予算委員会は18日開き、向出勉、打出喜代文、川裕一郎、藤井義弘、作野広昭、石坂修一、善田善彦、室谷弘幸、安実隆直、車幸弘の10委員が順に登壇した。
南加賀道路本線ルートの整備状況等について、竹俣隆一土木部長が答えた。(加賀市)細坪町から熊坂町間1キロでは現在、JR北陸本線と、熊坂川を渡る2カ所で橋梁整備が進み、JR北陸本線を跨ぐ橋梁は下部工8基のうち、6基が完成。残る2基の整備を進め、10月から上部工に着手したと説明。一方、熊坂川を渡る橋梁は下部工2基のうち、1基を完成させ、現在、残る1基の整備が進み、「年度内には上部工にも着手したい」との意向を示した。今後とも加賀温泉郷を始め、南加賀地域の更なる活性化が図れるよう、「北陸新幹線県内全線開業までの同区間の供用に向け、全力で取り組む」と述べた。
竹俣土木部長は動橋川の河川改修に関し、柴山潟合流点から国道8号下流の新梶井橋までの約3・2キロで川幅を拡げる改修を進め、「これまでにJR橋から下流側の堤防整備と、同区間内の4橋梁全ての架け替えが完了。JR橋から上流では用地取得を進めており、動橋大橋までの用地取得を終えた」と説明。また、JR橋より下流側で河道掘削を進め、動橋大橋より上流の用地取得に着手するための予算を今議会に計上しているとし、「今後とも沿川住民の安全安心の確保に向け、整備促進に努める」と語った。