産業人材育成センター倉吉校は、今年度2回目となる現場見学実習を17日に実施した。実際の施工現場を視察することで、座学にとどまらない体感的な学びと就労意欲を向上させることを目的に行っているもので、今回は訓練生3人、および中部建設業協会から7人、鳥取建設技術センターから2人の若手が参加して学びを深めた。
一行ははじめに米子市和田町で日本ピーエス・美保テクノスJVで施工が進められている「街路葭津和田町線橋梁上部工工事(A1〜P3)」の現場を見学。はじめに米子県土整備局道路都市課の精山誉志係長が事業全体の概要について紹介。続いて、現場を担当する日本ピーエスの山本篤孝主査から詳細な工事内容の説明を受けながら、現場に立ち入ってPC横締緊張作業の様子などを見学した。参加者のひとりは「話を聞くだけでは漠然としていた工事の内容も、実際に施工している様子を見ることで納得できた。たいへん勉強になった」と語った。
その後は先日完成した境夢みなとターミナル(境港市竹内団地)、昨年リニューアルを果たした水木しげるロード(境港市大正町)に赴き、整備工事の流れや施工上の工夫などについてそれぞれの担当者から教わり、帰途に就いた。
日刊建設工業新聞