建設新聞社
2019/12/17
【東北・山形】山形大学が飯田地区再開発整備に向けPPP導入可能性調査を公告
山形大学は、「山形大学飯田地区再開発整備等事業導入可能性調査業務」を委託するため、簡易公募型プロポーザル方式の手続きを開始した。
参加申請書は今月23日12時まで、企画提案書は2020年1月9日17時までに提出。参加資格は、コンサルティング業務の業種区分において「その他のコンサルティング業務」の認定を受けており、かつ04年度以降に元請けとして業務・報告が完了した主要業務(PPP/PFI類似業務に限らず企画提案書提出者における主要業務で代表的なコンサルタント業務)およびPPP/PFI業務の実績などを有する単体企業または2社以上で構成するJVであることなど。
これは、山形大学医学部南側の山形市飯田西3の3の1ほか地内にある老朽化した医学部職員宿舎1〜6号棟をすべて解体し、その跡地(敷地1万3854平方b)を再開発するというもの。
現段階の構想によると、再開発事業は計96戸でRC造の教職員宿舎(約80平方bの3LDK=16戸、約60平方bの3DK=48戸、約40平方bの1LDK=32戸)、RC造で計85戸の看護師宿舎(すべて約40平方bの1LDK)、RC造で計125戸の学生寮(約20平方bの1R=60戸、約30平方bの1K=65戸)、RC造で600平方bの健康増進施設(リハビリテーション施設)、RC造で600平方bの病理研究所、RC造で300平方bの保育所(定員40人)を建設するほか、各施設の外構として駐車場や駐輪場なども併せて整備するとしている。
今回の業務では、この再開発事業に関してPPP事業方式の導入可能性について調査する。委託期間は20年4月10日までで、調査結果を基に整備手法を早期に決定する方針だ。
なお、PPP事業を導入することになった場合には、事業手法は▽BTO▽BOT▽BOO―の三つの手法から検討するとし、事業者選定方法は総合評価落札方式一般競争入札を採用するとしている。
提供:建設新聞社