かほく市は16日、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)導入に伴う「(仮称)市総合体育館民間事業者募集選定アドバイザリー業務委託」について、公募型プロポーザル方式による実施要項を公表した。参加表明書は来年1月8日まで、企画提案書は同17日までそれぞれ持参または郵送で受け付ける。
質問書の提出期限は今月23日で、メールのみ対応する。参加要件は過去に類似施設(スポーツ施設)のPFIアドバイザリー業務を履行した元請け実績があること。契約限度額は2415万円。来年1月下旬に開催する企画競争審査会で最優秀提案者を選定する。
アドバイザリー業務では、円滑な事業の進ちょくを図るため(1)実施方針の作成(2)VFM精査など特定事業の選定(3)募集要項、要求水準書などの作成(4)審査基準の作成、審査会の運営補助など事業者提案の審査(5)PFI事業の契約締結の補助―を担当する。履行期間は来年12月28日まで。
総合体育館は、老朽化が進む河北台健民体育館と併設する七塚武道館に加え、宇ノ気、高松両弓道場の4施設を集約し、近接地の河北台中野球場用地(浜北)に建設される。バレーボールVリーグの試合などの観戦に対応できるよう、観客席は仮設を合わせ約2500席程度を確保する。
メインアリーナを中心にトレーニング室や武道場スペースなどを配置し、延べ床面積は8800平方メートル程度を想定している。建設費は50億円程度。23年秋ごろの完成、オープンを目指す。
基本計画の策定はオリエンタルコンサルタンツ、PPP・PFI導入可能性調査はパシフィックコンサルタンツが担当した。
プロポーザルに関する問い合わせは同市スポーツ文化課TEL076(283)7135へ。