新居浜市は、改築後31年以上が経過し、老朽化の著しい市内各地区の学校単独調理施設を統合して西部地区と東部地区に給食センターを整備する。現在、川東地区にある複数の候補地の中から東部学校給食センターの建設地の選定作業を進めており、決定次第、設計を外注し、2020年度の着工、21年9月からの供用開始を目指している。
新施設の規模は、現在稼働中の既存の学校給食センターと同程度となるもよう。既設は鉄骨造2階建て延べ2200平方bで敷地面積4600平方b。
また、西部学校給食センターは20年度に用地選定を行い、21年度に設計を外注、22年度に着工して23年9月からの供用開始を計画している。
学校給食施設整備基本計画によると、川西地区に新居浜小学校など9校を対象に3300食を提供する西部学校給食センター、川東地区に高津小学校など9校を対象に3200食を提供する東部学校給食センターを整備し、上部地区で中萩小学校など8校を対象に3400食を提供している現学校給食センターを含めて市内3施設の供給体制とする。建設費用は2施設新設で約33億8000万円、年間維持管理費用は3施設体制で約4億7300万円を見込んでいる。
施設整備の基本方針は、学校給食衛生管理基準に適合した施設整備・管理運営を行うことや児童・生徒に必要な食育の推進、アレルギー対策、地産地消、特別給食への対応などを盛り込んだ。さらに児童と調理従事者とのふれあいができることや災害時にも対応できる施設としている。
提供:建通新聞社