板野町は、今後の公共施設の適切な維持管理や長寿命化を図るため、個別施設計画を策定する。このため基礎資料となる「公共施設劣化調査業務」をエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)に委託した。業務は2020年3月25日までの期間で進められ、順調なら20年度中にも計画を策定する方針だ。
調査では対象施設を町民文化系施設(集会施設等)の他、スポーツ・レクリエーション系施設(保養施設等)など機能別に10の建築系公共施設に分類。町民ニーズの変化をはじめ、施設の老朽化、大規模災害時に備えた防災対策の強化など公共施設を管理する上で直面するさまざまな課題に対応して、総合的かつ中長期的な視点で維持管理コスト、環境負荷の最小化などを図り計画を策定していく考え。
調査予定の対象施設および延べ床面積は次の通り。
▽町民文化系施設−5500平方b▽スポーツ・レクリエーション系施設−1927平方b▽社会教育系施設(博物館等)−12平方b▽産業系施設(畜産センター、農機具等格納庫等)−741平方b▽子育て支援系施設(児童館等)−3080平方b▽保健・福祉施設(老人憩いの家等)−5334平方b▽行政系施設(庁舎、消防施設等)−2477平方b▽公園(あせび公園等)−42平方b▽供給処理施設(最終処分場、環境センター、し尿処理施設)−5999平方b▽その他−750平方b
提供:建通新聞社