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滋賀産業新聞
2019/12/17

【滋賀】守山市 新庁舎の整備事業

 守山市は、基本設計を隈研吾建築都市設計事務所・安井建築設計事務所共同企業体(東京都)が担当した守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備事業について、整備手法は現時点では実施設計・施工一括発注(DB)方式を採用し、20年度夏から9月頃にも事業者募集を公告する見通し。実施方針も公告に先立ち公表する考え。基本計画を担当した三菱UFJリサーチ&コンサルティング(大阪市北区)が発注者支援とPM(プロジェクト・マネジメント)業務を受託している。
 審査を経て21年2月にも事業者を選定、3月議会での承認を得て契約したい方針。新庁舎は仮設なしで現在の大駐車場に21年度内をメドに着工、23年9月の本体完了後、新庁舎の供用を開始し、23年度に別途発注する解体工事で既存庁舎を解体撤去、24年度に解体跡地の駐車場整備や外構工事など行い、24年10月の全体供用・全面改築完了を目指す。
 新庁舎はプロポーザルで「街道の庁舎」をテーマに、街道と一体化し1階屋外に大軒による「街道広場」を設けた開かれた庁舎を提案。基本設計段階では5階建のL字型庁舎、延1万2705平方b、概算工事費は本体工事が54億0700万円、付帯工事と外構工事を含め総額は57億9000万円を試算している。
 現在の庁舎(吉身2丁目5―2)は敷地面積約1万5900平方b。建物は延床総面積7353平方b。▽本館棟(RC造4階建、延2421平方b・昭和40年築)、▽附属棟(S造平屋建、788平方b・同)、▽新館棟(RC造3階建、延2175平方b・昭和48年築)、▽東棟(RC造3階建、延644平方b・昭和40年築)、▽南棟(S造2階建、延368平方b・平成9年築)、▽西棟(RC造3階建、延459平方b・昭和45年築)、▽大ホール(RC造2階建、延498平方b・昭和40年築)―で構成し、道路をはさんだ▽すこやかセンター(RC造3階建、延3751平方b・平成5年築)を加えると総面積1万1104平方b。06年度の耐震調査・診断で耐震補強整備が必要との方針が決定している。

提供:滋賀産業新聞