堺市は、堺東駅周辺地域の民間投資を誘導した集客・宿泊施設などについて、整備実現の可能性を検討する。同地域内における施設整備候補地を選定した上で、民間投資の需要や動向などを調査、まとめる考え。
市の玄関口と位置付ける同地域では、「フェニーチェ堺」や「Minaさかい」(市民交流広場)に続き、堺東駅南地区市街地再開発事業が進んでいる。これらの主要事業は2020年度までにおおむね完了するため、市では民間の力を活用、同地域の再生を戦略的に進める方針だ。
市では、検討業務に関する事業者について、公募型プロポーザルによる募集を開始。今後、参加資格確認申請書を12月23日まで受け付け、同月27日に確認結果を通知。企画提案書の提出期限は20年1月10日までで、同月15日のプレゼンテーションを経て、翌16日に採否の審査結果を通知する予定。業務の履行期間は20年3月31日まで。
今回の業務では、同地域における公共用地や低未利用地、遊休地などの地域資源ストックを整理して、集客・宿泊施設などの整備候補地を複数選定。他都市の先進・類似事例を整理した上で、各候補地に対する施設需要や投資意向などの民間事業へのヒアリングなどから、実現の可能性を検討していく。
提供:建通新聞社