日本郵便とJR西日本、大阪ターミナルビル、JTBが計画、旧大阪中央郵便局跡地などを再開発する梅田3丁目計画(仮称)建設工事の一般競争入札(総合評価落札方式)の結果が公表され、竹中工務店を代表者に西松建設と錢高組が構成員の3社JVとなる梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体が967億7800万円で落札した。落札決定日は10月10日だった。2020年7月に解体工事に入り、新築工事には同年9月に着手する。
規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造地下3階地上39階建て延べ約22万7000平方b。高さは約188b。オフィスや劇場、商業施設、ホテルなどが入る。
西日本最大級となるオフィスは基準階貸し室面積を約4000平方b、総面積6万8000平方bとし、商業施設は4層吹き抜けのアトリウムの周囲に配置して旧郵便局舎の一部を保存・移設する。劇場は座席数約1200席、ホテルは約400室で、MICEニーズにも対応する。
現在手続き中の環境影響評価を経て、20年7月に着手予定の解体工事は敷地内に残るアクティ西ビルが対象。旧郵便局舎の一部保存に伴う曳家なども行う。全体完成は2024年3月を目指す。
建設地は大阪市北区梅田3ノ2ノ4他。敷地面積は約1万2920平方b。JR高架下を貫通する通路で大阪駅に今後整備される新たな改札口と直結させる。この他、西梅田と大阪駅を結ぶガーデンアヴェニュー(地下通路)、2階レベルに整備する歩行者デッキで大阪駅のサウスゲートビルディングと直結するなど、周辺施設との回遊性を高める。
設計は日建設計が担当。
同計画のプロジェクトマネジメントは日本郵政不動産が行う。
提供:建通新聞社