富山県土木部は、魚津市青柳〜大海寺野地内の道路総合交付金「主要地方道宇奈月大沢野線」について、残事業費10億6400万円を投じ、600メートルの改良工などを継続して進める。
黒部市宇奈月と富山市大沢野を結ぶ山麓地域の幹線道路で、3次緊急通行確保路線に位置づけられている。朝夕の時間帯に交通渋滞が発生することに加え、一部区間で道路幅員が狭く、歩道も設置されていないため、延長2300メートル、幅員12メートルのバイパス道路を整備する。総事業費は41億円。
05年度に事業着手し、今年度は2億8100万円をかけて道路改良や用地補償を推進。進捗率は事業費ベースで74%。20年度以降に残事業の道路改良工600メートル、舗装工950メートル、用地補償600メートルに取り組む。23年度の全体完成を予定している。
13年11月、起点の青柳地区から県道三箇吉島線までの1050メートル区間が供用。県道石垣魚津インター線までの650メートル区間を21年度ごろに供用し、引き続き、終点の県道大海寺本町線までの区間整備に取り組む。