勝山市は、市立中学校の再編整備で、県立勝山高校敷地内での新校舎併設が困難な場合、旧市営体育館跡地を建設候補地としたい考えだ。
旧市営体育館は、昭和町2丁目地係の県立勝山高校と県立奥越特別支援学校の間に立地していて、16年に解体工事が進められた。
市立中学校の再編では、7月に中学校再編検討員会が1校に統合し、勝山高校敷地内または隣接地に中層階建ての校舎を建設するべきとの検討結果を答申。生徒数が減少していく中で学校の適正規模を維持していくためには、1校へと統合することが妥当とした。立地場所については、勝山高校敷地内または隣接地に校舎を新築することで、授業、学校行事、部活動等で中高連携を進めることができるほか、最寄りの市体育館ジオアリーナや長山公園グラウンドの活用を基本としながら、勝山高校の施設も許容範囲内で共用できれば、現有施設の有効利用の面で極めて効率的であるとした。
現在は、併設を最優先とし、県と整備に向けた協議を進めているところ。また、市の県に対する20年度要望では、特別要望として統合中学校の勝山高校への併設を挙げている。再編統合の時期については、北部、中部、南部の3中学校とも生徒総数が100人台になる24〜25年度をめどとしている。
現在の中学校は、いずれも耐震改修済み。施設概要は次のとおり(名称 規模 建築年月)。
【北部中学校・荒土町伊波】
▽校舎本館 RC造3階建て延べ3537平方メートル 82年3月
▽体育館 RC造平屋建て1037平方メートル 87年12月
【中部中学校・郡町1丁目】
▽管理棟 RC造3階建て延べ950平方メートル 73年6月
▽教室棟北館 RC造3階建て延べ3070平方メートル 66年12月
▽校舎南館 RC造3階建て延べ1481平方メートル 74年3月
▽体育館1(旧体) RC造平屋建て684平方メートル 68年12月
▽体育館2 RC造平屋建て731平方メートル 75年3月
【南部中学校・旭毛屋町】
▽管理教室棟北館 RC造3階建て延べ2652平方メートル 73年3月
▽教室棟南館 RC造3階建て延べ1523平方メートル 71年3月
▽校舎南館 RC造3階建て延べ887平方メートル 86年3月
▽体育館1 RC造平屋建て859平方メートル 74年3月
▽体育館2 RC造平屋建て650平方メートル 88年12月