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建通新聞社(中部)
2019/12/11

【愛知】名高速 黄金・新洲崎改良に最大600億

 名古屋市住宅都市局は12月10日、名古屋高速道路の黄金出入口のフルインターチェンジ化と新洲崎ジャンクション(JCT)出入口新設の事業費として、最大600億円程度の規模を見込んでいることを明らかにした。栄出入口と丸田町JCT西渡り線・南渡り線を新設する事業費は精査中としており、全体事業費はさらに大きくなる見込みだ。
 黄金出入口のフルインターチェンジ化には150億〜200億円、新洲崎JCTの出入口新設には300億〜400億円をそれぞれ見込んでいるとした。12月10日の市会都市消防委員会で議員の質問に答えた。
 黄金出入口のフルインターチェンジ化と新洲崎JCTの出入り口新設、栄出入口新設、丸田町JCT西渡り線と南渡り線の新設は、リニア開通後の名古屋駅の交通結節点機能を広域的に波及させるための施策。アクセス向上により中部国際空港への自動車交通アクセスがスピードアップする他、中部圏の観光交流拡大などが期待されている。
 黄金出入口のフルインターチェンジ化と新洲崎JCTの出入り口新設に向けては、12月11日から都市計画案の縦覧手続きを開始する。20年2月ごろの都市計画審議会に諮り、同年3月末までに都市計画の告示を行う考え。
 栄出入口と丸田町JCTにおける西渡り線・南渡り線の新設に向けては、検討・関係者協議を進めており、協議完了後に都市計画手続きを進める方針だ。

提供:建通新聞社