佐川町は、高知県が計画している新たな管理型最終処分場建設に関連し、地域振興策の取りまとめを進めている。これまでに加茂地区を対象とした住民説明会と地区ごとの現地確認、追加要望についての聞き取りを実施、道路の安全対策などの要望が寄せられている。
町が示した素案によると、加茂地区の安全・安心への取り組みとして町道や公民館、老人憩いの家、公営住宅、農村公園の整備が挙げられている。このうち町道整備では、地域の要望を聞きながら道路舗装を実施、地域内の水準を引き上げるとしている。
また県が実施する事業への要望として県道岩目地西佐川停車場線の改良・延伸、弘岡地区の治山(砂防)事業、横山・竹の倉地区の急傾斜地対策事業が示されている。
今後は1月上旬に2回目の住民説明会を開いて地域振興策案を示し、要望事項をより具体化する。新たな要望が出た場合は1月中旬に現地確認を実施し3月末までに中間取りまとめを示す。20年度も引き続き要望事項の協議・調整を進め、9〜10月をめどに最終取りまとめを行う。その後県と協定を締結し、予算措置をしたうえで実施できるものから順次、事業を実施する。
提供:建通新聞社