横浜国立大学は、平塚市内の土地1万8303平方bに事業用定期借地権(20年以上50年未満)を設定した上で、民間事業者による施設の整備・運営を計画している。単独、またはグループを参加資格とする公募手続きを6日付で開始した。2020年1月14日から20日まで参加資格確認申請を受け付けた後、2月28日までに企画提案書を提出してもらう。審査委員会による審査を経て、3月24日に優先交渉権者を決定する方針だ。
所有不動産を有効活用するための事業で、国立大学法人の土地であることを理解し、周辺環境と調和の取れた施設の整備(設計・工事・工事監理)と運営(保有・運営・維持管理)を担う事業者を企画公募で選定する。
対象用地は、平塚教場(平塚市南原1ノ409ノ1他)の敷地面積1万8303平方b。用途地域は第1種住居地域と第1種中高層住居専用地域で、いずれも建ぺい率60%、容積率200%。一括借り上げを原則とするものの、分割借り上げとなる提案も可能としている。対象地として、▽敷地全体1万8303平方b▽敷地南側の8790平方b▽敷地北側の9515平方b―を示している。
また、賃貸借期間は事業者提案などを踏まえ、20年以上50年未満で期日を決定する。
今後は、現地説明会(12月6〜19日に申し込み受け付け、23日に開催)などを経て、3月に審査委員会が価格(地代)と提案内容を基に第1次審査、第2次審査を行う。事業者が提案する地代が予定価格を下回った場合は、公募提案を無効とする。
基本協定の締結は20年3月31日。事業用定期借地権設定契約の締結、事業者による工事着手はいずれも20年度中を予定している。
提供:建通新聞社