富山県農林水産部は、浜黒崎地区農地整備事業の初弾工となる「ほ場整備工事」2件を、第4四半期に条件付一般で発注する。
受益面積は富山市浜黒崎地内の47・3ヘクタールで、常願寺川河口左岸部の県道富山魚津線、あいの風とやま鉄道に挟まれた農地が対象。初弾工の概要は第1工区が面積3ヘクタール、第2工区が同1・7ヘクタールで、20年度に繰り越して工事を進める。
全体の整備内容は、▽用水路16路線4745メートル(ベンチフリューム)▽排水路14路線4125メートル(排水フリューム)▽道路19路線4660メートル、幅員5メートル(有効4メートル)▽区画整理46・4ヘクタール、土量11万3000立方メートル▽暗渠排水46・4ヘクタール―。
工事費は約9億6390万円。27年度の完成を予定している。農地集積率を94%へ引き上げる。