ケン・コーポレーション(東京)および、ケン不動産リース(同)は6日、金沢市尾張町1丁目370番他で計画の「(仮称)金沢尾張町ホテルプロジェクト」の開発概要を発表した。
建設規模はRC造地下1階地上6階建て延べ1万5859・67平方メートル。客室数は223室を予定。客室は平均34平方メートルを超え、約67平方メートルのスイートルームを含む多彩なタイプを用意。設計は国建が担当している。着工は2020年夏ごろを予定し、23年初頭の開業を目指す。
今回のホテルプロジェクトは、日本郵便の所有地(敷地面積4057・40平方メートル)をケン・コーポレーションが賃借し、建物を建設した後、プレミアホテルグループ(ケン不動産リース)が運営する。貸付条件は事業用定期借地権設定契約で賃貸借期間は30年以上、50年未満とされる。
ホテルブランドは未定だが、ケン不動産では、「ヒルトン」や「ハイアット」などを展開するほか、金沢で「金沢白鳥路ホテル山楽」を営業していることから、高級路線のホテルブランドを想定しているとみられる。
なお、ケン・コーポレーションは、同市東兼六町で閉店した料理店「兼見御亭」の土地・建物も取得している。