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建通新聞社(東京)
2019/12/09

【東京】都 石神井川、本立寺橋上流事業化へ基礎検討開始

 東京都建設局は、石神井川の本立寺橋上流の事業化に向け、護岸の構造形式や施工計画の検討作業を開始した。拡幅予定の右岸には区道があるため、管理用通路の整備や区道の機能回復を視野に入れた護岸の構造形式を検討するとともに、左岸側で計画されている鉄道の連続立体交差事業を踏まえた大まかな施工計画を立案する。
 石神井川では時間雨量75_に対応するための河川改修を進めており、このうち河道については本立寺橋下流までを事業化して拡幅整備を進めている。これに続く本立寺橋上流の新規事業化に向け、富士見池までの延長約400b区間(練馬区関町北2丁目〜3丁目)を対象に、整備内容の基礎的な検討作業を行う。
 対象区間は、左岸側は連続立体交差化事業が計画された鉄道敷で、河川の都市計画区域は右岸側に拡幅する。
 現地調査を実施した上で、周辺の土地利用や、右岸側の区道(道路の区域幅6b)の状況を整理した上で、区道の機能を確保できる護岸の構造形式を複数案検討する。歩車道の構成や植栽の可否についての併せて検討する。
 その上で、事業認可取得から、鉄道連続立体交差事業のスケジュールを踏まえた大まかな施工計画を考え、概算事業費と概略工程を算定する。
 これら基礎検討業務は水文環境(中央区)が担当し、年度内に成果をまとめる。

提供:建通新聞社