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建通新聞社四国
2019/12/06

【徳島】徳島市 広域ごみ処理施設実施計画など公示

 一般廃棄物中間処理施設の整備を計画している徳島市は、「環境影響評価(方法書手続以降)支援業務」と「実施計画(基本設計)等策定支援業務」に係る各委託先を公募型プロポーザル方式で決めるため、それぞれ実施要領等を公告した。いずれの業務についても参加表明書と一次選定審査書類を今月19日まで市民環境部環境施設整備室で受け付ける。他のスケジュールも同様で、一次選定については、2020年1月7日に結果通知を行い、同22日までに二次選定書類を受け付け、同27日のヒアリングを経て2月上旬には各契約締結先を決めたい考え。
 事業は、徳島市が周辺5市町(小松島市、勝浦町、石井町、松茂町、北島町)から事務委託を受け、一般廃棄物中間処理施設を新設するもの。事業地は徳島市飯谷町枇杷ノ久保地先。施設については熱回収施設(日量最大396d)とリサイクルセンター(日量70d)を整備する。
 熱回収施設の処理方式・系列数は、ストーカ式・系列数3炉(煙突高さは80b)。その他必要施設として環境学習棟や計量棟、洗車場・車庫棟などを設ける計画。また、新施設から発生するプラント排水は再利用(無放流)、生活排水は合併処理浄化槽により放流、雨水は調整池などを経て放流(一部を場内利用)することにしている。用地面積約11・7fのうち開発面積は約7・2f。約4fの平地部分を造成する。調整池は約1500平方bに3200立方b規模を整備する。用地取得や電力・水道引き込み工事、周辺環境整備などの費用を除く概算事業費は税込み444・6億円。内訳は熱回収施設に321・6億円、リサイクルセンターに94・1億円、この他造成に15・4億円、搬入出ルート整備に13・5億円を見込む。
 環境影響評価(方法書手続き以降)支援業務では、19年3月に完了した環境影響評価配慮書手続きを受け、今後の環境影響評価方法書の作成や準備書・評価書の作成に関する支援を求める。委託料の上限は税込み2億1560万円。期間は22年3月31日まで。一方、実施計画(基本設計)等策定支援業務では、実施計画(基本設計)の他、発注仕様書を作成するために必要な業務を行う。委託料の上限は税込み4455万円。期間は21年3月31日までとなっている。
◇参加資格要件(主たる業務の再委託と設計共同企業体による参加は不可)
<環境影響評価(方法書手続以降)支援業務>
 市の一般競争入札等の参加を制限されていない市指名競争入札参加資格者名簿登録者で、建設コンサルタント(建設環境部門)の事業登録者。09年度以降に国または地方公共団体発注の熱回収施設(施設規模日量100d以上、発電設備を有するもの)に係る都道府県(政令市を含む)環境影響評価条例に基づく環境影響評価の方法書手続きから評価書手続きまでの一連の業務の元請け実績−など。
<実施計画(基本設計)等策定支援業務>
 市の一般競争入札等の参加を制限されていない市指名競争入札参加資格者名簿登録者で、建設コンサルタント(廃棄物部門)の事業登録者。09年度以降に国または地方公共団体発注の熱回収施設(施設規模日量100d以上、発電設備を有するもの)に係る施設基本設計業務の元請け実績−など。

提供:建通新聞社