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　石川県は、公共工事の通年施工対策として、１９年度１２月補正予算案に繰越明許費９７億１００万円を設定している。
　谷本正憲知事は県議会１２月定例会の提案理由説明のなかで、「年度末までの限られた期間に工事を完了させることが困難な事業について、今回の補正予算に（繰越明許費を）計上することにより、年度を越えての標準工期の設定による良質な施工を担保するとともに、年度末・年度始めの端境期において、切れ目のない事業展開による公共事業の平準化を図る」と述べた。
　繰越明許の内容は以下のとおり。
【農林水産業費】
▽農業農村整備事業費（工事請負費）　２億円
【土木費】
▽道路建設費（同）　３１億９０４８万５０００円
▽道路整備費　１億円（同）
▽河川改良費（同）　２９億５６００万円
▽河川総合開発事業費（同）　１億９０００万円
▽砂防地すべり対策費（同）　１２億３１００万円
▽海岸保全費（同）　２億１２００万円
▽土地区画整理費（土地区画整理事業費補助金）　１億４４７９万９０００円
▽街路事業費（工事請負費）　１４億７６７１万６０００円