日本工業経済新聞社(群馬)
2019/12/05
【群馬】特定法面保護協会群馬県部会が安全パトロール
全国特定法面保護協会関東地方支部群馬県部会(設樂雅之幹事長)の安全委員会(橋範行委員長)は4日、年末安全パトロールおよび報告会を開催した。4班に分かれ4つの現場を視察。ゼロ災害に向けて注意点や優れた点について情報を共有した。
冒頭、橋委員長は「われわれが施工する法面は自然災害などから市民を守る重要な施設であり、今回の台風19号でも安全な施設をつくるという点で責任の重大さを感じていると思う。これから復旧に向けて忙しさも増していくと思うが安全第一にしてほしい。きょうの報告会で工夫・努力している点をそれぞれの現場にフィードバックしてもらいたい」とあいさつ。続いて設樂幹事長は「台風19号の爪痕が多く残っており、われわれもその復旧に力を尽くさなくてはいけない。これまでの想定以上の災害が起きており、気候危機という状況に入っていく。現場でもそうした状況に対応した設備や装備、判断基準を備えなくてはいけない」とあいさつした。
現場パトロール後の報告会は、現場の整理状況や新規入職者の報告書、外国人労働者に対するチェックリストなどの事例を上げ、より良い現場に向けた工夫が共有された。