京都市は4日、市営地下鉄烏丸線の北大路駅(北区)に可動式ホーム柵を設置する方針を明らかにした。
11月市会の代表質問で市側が答弁したもので、令和4年度中の設置を目指す。
地下鉄烏丸線の可動式ホーム柵の設置を巡っては、1日平均乗降人員の多い烏丸御池駅(10万6440人、平成28年度実績。以下同じ)の平成26年12月設置を皮切りに、四条駅(9万7980人)の平成27年10月設置、京都駅(12万3360人)の平成27年12月設置の計3駅で、京都市交通局が先行して取り組んだ。
3駅の可動式ホーム柵基本設計は阪急設計コンサルタント、可動式ホーム柵設置工事実施設計、同工事監理はパシフィックコンサルタンツ、設置工事は三菱電機が担当。
総事業費は3駅の合計で7億4500万円(税込。うち国庫補助金1億7600万円)。
また今年度から10年計画の市バス・地下鉄事業経営ビジョンによると、地下鉄事業では、烏丸線全駅への可動式ホーム柵の設置を目指し、自動列車運転装置(ATO)登載の新型車両の実施設計を令和元年度に進める。その後、令和3年度に新型車両を1編成導入、4年度に2編成、5年度に2編成導入し、7年度までにさらに4編成を導入する(計9編成)。