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　福井労働基準監督署と建設業労働災害防止協会福井県支部高志分会（松田哲郎分会長）による年末合同の安全パトロールが４日展開され、安全対策一層の強化を促した。
　年末をひかえ、現場においては輻輳作業などの追い込みが予想され、両者一体となり、転倒防止や降雪対策の徹底などを呼び掛けることとした。
　パト隊は２班編成で、３現場ずつ計６カ所を巡った。このうち北陸新幹線足羽川橋りょう他工事（前田建設・アイサワ工業・前田産業ＪＶ）の現場へは、久々津真司福井労基署長と、建災防の小林義典安全指導者ら計７人で視察に向かった。益田竜太作業所長から、福井市手寄の前田建設工業福井営業所で概要説明と、現場（進捗６０％）の案内も受けた＝写真上下。
　隊員たちは、現場で進む側径間の型枠組立や、張出架設の状態を入念にチェック。現場すぐ横を走るＪＲ本線の気遣いを尋ねたり、フックの掛け方などまで細部にも目を光らせ、安全対策の徹底を強く求めた。久々津署長は最後に「安心し通路を渡ることができた」と概ね良好と評価した。