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建通新聞社(岡山)
2019/12/04

【岡山】岡山市新庁舎 庁舎前広場地下に新鹿田町駐車場整備 2022年度に現鹿田町駐車場解体へ

 岡山市は2日、2019年度第2回岡山市本庁舎整備検討会(座長:上田恭嗣ノートルダム清心女子大学特任教授)を開き、現在、19年度末をめどに山下設計関西支社(大阪市中央区)で策定を進めている基本計画のうち、敷地設定と周辺施設、新庁舎の構成と想定規模、事業スケジュールや概算工事費について説明した。
 新庁舎は、現庁舎敷地と現大供公園・鹿田町駐車場間の市道を廃止し、本庁舎敷地として一体的に整備する。規模は地下2階地上19階建てで延べ床面積は5万8500平方b。新庁舎の構造は今後の検討の中で、建設費用や工期、維持管理コストを総合的に加味して免震構造などの形式から決定する。庁舎本体施設のみの概算工事費は約249億円を想定。その他、外構など整備費約5億円、解体撤去費(現鹿田町駐車場)約3億円、市道廃止・インフラ整備費約4億円、設計など委託費約13億円と概算している。
 新庁舎北側には、市民の憩い・交流の場となる庁舎前広場、広場下には駐車スペースが250〜280台程度の新鹿田町駐車場(地下2階地上1階)、広場北側には新大供公園。広場西側には民間利便施設(1000〜3000平方b)の整備を想定しており、カフェ、飲食店、スーパーなどが見込まれている。
 また、新庁舎前には駐車場の出入り口や車寄せロータリーを設けてアクセスしやすい庁舎を目指す。保健福祉会館敷地と現大供公園間の市道は歩行者・自転車用の敷地内通路とすることを検討している。県道173号からアプローチするための市道と現大供公園・鹿田町駐車場南側の市道を拡幅し、歩道や自転車専用道などを整備する。
 今後のスケジュールは、19年度末に基本計画策定、従来型の設計・施工・維持管理分離発注方式を前提に20年度に基本設計、同年度末から実施設計を進め、21年度に岡山貯金事務センター跡地で現在民間会社が有料駐車場として利用している場所を仮設鹿田町駐車場として利用するためのインフラ整備、22年度に現鹿田町駐車場(鉄骨造6階建て、駐車台数300台)の解体した後、22年度末に新庁舎の工事発注・契約、25年度末の完成を予定している。新庁舎建設後、26年度ごろから3カ年程度で現庁舎(鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建て延べ2万7595平方b)などは解体する。

「提供:建通新聞社」