有識者らによる社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会がきょう5日、広島市内で開かれる。国交省は山陰道と山陰近畿道を結ぶ「南北線」の概略ルートを選定し、小委員会に提示する見通しだ。
鳥取豊岡宮津自動車道(鳥取―福部)・通称南北線は、昨年11月の小委員会でおおまかなルート3案が示されていた。
▽案@―鳥取西ICを起点に「全線バイパス案」(事業費600億円〜650億円)▽案A―鳥取西ICを起点に「部分バイパス+現道(国道9号)立体化案」(事業費500億円〜550億円)▽案B―鳥取ICを起点に「部分バイパス+現道活用案」(事業費280億円〜330億円)。
その後、国交省は3案をたたき台に今年から第2回目のアンケートを実施したほか、オープンハウスやワークショップを開催。IC周辺からのアクセスを検討する際に重視する点などについてヒアリングしていた。
小委員会では各ルート帯を比較評価した結果を踏まえ、最適な概略ルート案が示され、概略計画を取りまとめる。
日刊建設工業新聞