大阪市は、中之島公園など大規模な市営公園11カ所を対象に、民間活力の導入を見据えたマーケットサウンディング調査(MS)を実施し、結果を公表した。民間事業者からは導入施設として、飲食店やスポーツ施設などの提案があった。
今回、対象となった公園は▽中之島公園(10万5933平方b)▽扇町公園(7万3195平方b)▽毛馬桜之宮公園(33万4532平方b)▽靱公園(9万6723平方b)▽千島公園(11万1970平方b)▽中島公園(13万0135平方b)▽十三公園(2万7979平方b)▽城北公園(10万3470平方b)▽南港中央公園(20万8820平方b)▽真田山公園(5万4119平方b)▽正蓮寺川公園(3万5993平方b)―。
MSでは、建設業、不動産業、造園業、建設コンサルタント業など28団体が、新たに設置運営する公園施設に関するアイデアなど49件を提案した。
導入施設に関しては、飲食店、スポーツ施設、休憩施設、交流スペース、フィットネス施設などを提案。管理運営期間は10〜20年間とし、運営スキームとしてはPark−PFI制度などを提案した。
この他、市への要望事項としては▽新規施設設置に係るインフラ整備▽市による既存施設の改修▽公園整備に係る国庫補助金などの活用▽許可使用料の減免―などがあった。
市では、大阪城公園や天王寺公園、鶴見緑地などに続き、今回調査した11公園についても民間活力による魅力向上に取り組む考えだ。
提供:建通新聞社