阿久根市は、道の駅「サンセット牛之浜景勝地」の各種委託業務を進める。地質調査の業者選定に向け、10日に条件付一般競争入札を実施するほか、2020年1月末の期限でアクセス道路設計(萩原技研)に着手した。残る基本計画を来年1月に一般競争入札で予定し、21年3月末の策定を目指す。
整備は、南九州西回り自動車道の大川IC(仮称)付近の敷地(約1万5000u)に計画。地質調査では、土質ボーリング(礫混じり土砂20m)や岩盤ボーリング(軟岩72m)、標準貫入試験などを20年3月19日の期限で行う。なお、開札は12月10日午後1時30分に予定しており、参加申込みをきょう3日まで受け付ける。
また、国道3号と同自動車道を結ぶ道路からアクセス道路を設ける方針で、今年度に延長0.7kmの予備設計を行う。11月25日から萩原技研で着手した。
現段階の構想では、必要施設規模を約2300uとし、休憩機能(トイレ施設)や情報発信機能、地域連携機能(飲食、農林水産物直売・物産、地域コミュニティ、防災の各施設)、管理事務所などを計画。概算事業費は22億5300万円を見込み、大川ICの供用開始までにオープンしたい考えだ。