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鹿児島建設新聞
2019/12/04

【鹿児島】さつま町小学校再編(W・RC造平屋1300u)/年明けに実施設計

 さつま町の2小学校再編は、このほど下舞設計が進めていた基本設計が完了した。整備は旧鶴田中学校の既存校舎を取り壊して、W一部RC造平屋建て約1300uの新校舎に建て替える方針。2020年1月にも指名競争入札で実施設計の委託者を選定する見込みで、工事発注は21年1月ごろを想定している。
 再編対象は、流水小と鶴田小の2校。移転先となる旧鶴田中は3月に閉校した施設で、校舎(RC造2階建1762u、1977年建設)、特別教室棟(RC造平屋建て550u、89年建設)のほか、体育館やプールがある。
 整備では、既存校舎を取り壊し、普通教室などが入る新校舎に建て替える。教室数は、1学年につき1クラスを想定。また、既存の付帯施設などはできるだけ活用する方針で、特別教室棟は屋上防水や内部改修を施す。体育館では、屋上防水やLED化のほか、プールを小学校仕様に改修する計画だ。
 新築と改修はそれぞれ別で発注する見通しで、新築は工区分けするかを実施設計の中で検討。今後は20年1月にも実施設計を委託し、約5カ月の期間で業務を推進。6月ごろに既存校舎の解体に入り、併せて特別教室棟など既存の改修を進めたい考えだ。順調に進めば、21年1月にも新校舎の建設に入り、同年12月の完成を目指す。供用開始は22年4月を予定。
 なお、校舎解体にかかる設計は既に完了しており、20年度当初に工事費を計上予定。工期は約5カ月を想定し、工区分けして発注するかを検討している。
 このほか、同町では求名小・永野小・中津川小の3校を再編する計画もある。移転先の候補には3月に閉校した薩摩中学校の跡地などが挙がっており、現在協議を重ねている。

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